映画「渇き。」

このミステリーがすごい大賞作品の映像化。

元・刑事が失踪した娘を探すうちに事件に巻き込まれていくというストーリー。なんかやたらうるさい映画やったなという印象。カメラアングルが秒速で切り替わるのも目がチカチカしてややしんどかった。

でもミステリーとしてはよくある設定ですねよね。この事件の黒幕は警察上層部みたいなのって全然リアリティがないからよくわからんなあ。この前読んだ「血の轍」も似た設定やったけど、それは単に不祥事をもみ消すために部下を更迭するくらいやったけど、さすがに殺人事件のオンパレードはないでしょ笑 高校生が売春の斡旋してヤクザと結託して麻薬の密売までしてるとか、設定が???でそれごまかすための過剰な演出なのかと思ってしまうわ。

語り手が統合失調症という信用できない語り手系の設定が冒頭でいきなりでてくるから、そもそもどこまでが妄想か事実かっていうのもずっと疑ってないとあかんし、相関図も時系列もバラバラでホント疲れる映画やった。

あー、でもターゲットが最初っからすでに死んでるっていうオチの見せ方はちょっと新しかったなって思いました。(ネタばれ)