原因究明と対策

日大アメフト部の悪質タックルの件

試合が終わってから加害者側や、日大アメフト部の監督、コーチの記者会見までありましたが、結局のところなぜあんなことが起こったのかという原因究明が一歩も進んでいない

原因究明が進まないので具体的な対策もしようがなく、タックルを行った選手からも自分が間違った指示に従わなければ・・といった根本的なところで精神論のみの回答であった

映画「楽園追放 -Expelled from Paradise- 」

キャラが少ないよ。これじゃドラマが盛り上がらんやろ。

結局くぎゅうキャラと人工知能萌えを堪能する映画になってしまつた。

 

まあ新しいSFアニメーションを期待してたわけじゃないけど。

 

てか主人公サイドとディーヴァ(電脳世界)が敵対した理由にぜんぜん納得できらんかった。お役所仕事的にいけいけどんどんでバトルに突入しちゃいかんでしょ(笑) 一部のアホのせいで争いが何の脈絡もなく始まっちゃうと「はっ?」ってなりますね。

 

あといまだにエヴァンゲリオンのゼーレ的な「正体不明の意味ありげな黒幕」出して、説明すっとばすのやめてクレヨンです。それならハッキリと「悪意ある司令官」を示すべきでしょう。主人公サイドばっかりにスポットを当てて主張をさせておきながら、「争いには必ず善悪がある」とか「黒幕を倒せば万事解決」みたいな展開に否定的なスタンスをとるのはそもそもおかしいやろと。

 

あとストーリーの根幹である電脳世界へのハッキング犯の正体を見つけるのにどんだけ時間かけてんねん。やや冒頭でミステリー調にしてたのに完全に裏切られましたわ。

 

アウトです。

映画「次元大介の墓標」

なるほど。これが原作のルパン三世の雰囲気かあ、と感心した。

峰不二子という女」はミステリーテイストが強すぎて、なんかもう全然ルパンじゃなかったけど、これはちゃんとアクションを中心とした敵との駆け引きが丁寧にわかりやすく描かれていた。むしろこっちのほうが万人受けするやろな、まあ面白かったし。作画の雰囲気はぜんぜんテレビでやってるいつものルパンとは違ってるけど、ストーリーの展開はおおむねそんなには変わってへん気がした。

最後に「複製人間」のマモーが出てきたんで次の展開を待ちます。

映画「渇き。」

このミステリーがすごい大賞作品の映像化。

元・刑事が失踪した娘を探すうちに事件に巻き込まれていくというストーリー。なんかやたらうるさい映画やったなという印象。カメラアングルが秒速で切り替わるのも目がチカチカしてややしんどかった。

でもミステリーとしてはよくある設定ですねよね。この事件の黒幕は警察上層部みたいなのって全然リアリティがないからよくわからんなあ。この前読んだ「血の轍」も似た設定やったけど、それは単に不祥事をもみ消すために部下を更迭するくらいやったけど、さすがに殺人事件のオンパレードはないでしょ笑 高校生が売春の斡旋してヤクザと結託して麻薬の密売までしてるとか、設定が???でそれごまかすための過剰な演出なのかと思ってしまうわ。

語り手が統合失調症という信用できない語り手系の設定が冒頭でいきなりでてくるから、そもそもどこまでが妄想か事実かっていうのもずっと疑ってないとあかんし、相関図も時系列もバラバラでホント疲れる映画やった。

あー、でもターゲットが最初っからすでに死んでるっていうオチの見せ方はちょっと新しかったなって思いました。(ネタばれ)

映画「あの娘、早くババアになればいいのに」

めっちゃめちゃよかった。

予告映像

http://www.youtube.com/watch?v=tESUxyf-YfU

アイドルオタクの男が、突然むりやり引き取らされた女の子を娘として、理想のアイドルに育てるという父娘のサクセスストーリー。。。と見せかけて、父親が娘に抱く恋愛感情という倫理的なタブーを扱っている。

そもそもアイドルファンがアイドルを応援する気持ちというのは純粋に女の子の成長と活躍を期待してのことなのだろうか。娘を育てる「父親のような」気持ちなのだろうか。映画の冒頭の何気ない会話の中で、作品における最大の問題提起をしている。

本作での親子には実際には血のつながりはない。なのでこの「父親のように」娘を見守るというのが実体としてどういうことなのか、うまく掘り下げているように感じた。たしかもうすぐ映画公開する桜庭一樹原作の「私の男」も同じテーマを扱っていたけど、あれと比べるとプラトニックやし、ふつーに笑えるシーンも多くて、今年1やった。

タイトルは、アイドルのあの娘がはやくババアになれば、みんな見向きもしなくなって自分が独り占めできるのに、ってことらしい。

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